シックな「SLばんえつ物語」
メルヘンちっくなオコジョのヘッドマークがウリ?だった「SLばんえつ物語」のヘッドマーク
先日、同列車を撮影する機会に恵まれたが、「あれ?なんだかシックな感じが・・・」。
撮影した後になって、件のヘッドマークが大きくイメチェンしている事に気が付いた。
ヘッドマークを写真で良くみると、客車のイメージカラーに近いデザインになったのか・・・。
このあたりの変更を見ると、最近は客層が変わったのか、それとも変えたいのか。
いずれにしても、初期の頃とはそのイメージもコンセプトもかなり変化してきているという事なのだろう。
しかし、ヘッドマーク一つでイメージはかなり変わるものだなあ・・・と思う今日この頃である。
485系 有終の美
6月に「引退」が報じられている仙台の485系×6連。
秋田に転属していった583系にかわって、仙台車の「虎の子」的存在であったが、
その活躍もいよいよ見納めとのことだが、ぱっと見はまだまだいけそう。
屋根上も、鉄道模型のような色だし、調子も良さそうではあるのだが、やはり車内設備など
基礎的な古さは否めない部分なのであろうか。
GWに運転された、仙台~郡山~会津の行程では、その健脚ぶりを披露してくれただけに、
「いよいよ・・・」との寂しさが集う。
「国鉄」を象徴する車両がまた消えてゆこうとしている。
583系の行くところ
全検出場以来、貴重な走行シーンを魅せてくれているのは秋田の583系6連。
写真は、大阪から夜行運転で上京、堂々と朝の東海道を東上するシーン、
複複々線(線路6本目)の一番奥を走行中である。
その昔、「銀河」に583系を導入すれば・・・なんていう意見も出たものだったが、
結局「銀河」には導入されず、「きたぐに」に導入されることになった。
583系は、なぜか東海道を米原以東には姿を見せない形式だったわけだが、
この最晩年に来て、今度は東海道を東上する姿が見られるようになるとは・・・。
今や貴重な3電源を走行出来る電車、意外な「ところ」での再会を期待したい。
ブルトレの無いGW
はじめて迎える「ブルトレ」の無いGW。
これほどまでに撮る被写体が無いモノなのか・・・。
昨年までは、貨物が運休となる「連休」といえば、「ブルトレ強化週間」ともいうべく、
ブルトレの名撮影地を目指し、朝・夕の撮影を中心に組み立てながら日中は「観光」や
地元の食事を求めたものだったが、今年はその対象が無い。
東北路には、485系があるじゃないの・・・との意見も聞こえてきそうだが、それをやりに行くとなると、
1日鉄道撮影になちゃうんで、それを連休にやっちゃうと・・・みたいな感じが・・・。
それにしても、今にして思えば「ブルトレがあったから」こそ行った土地の数々。
今はどうなっているのだろう・・・。
「ブルトレ」というカテゴリーをホントに無くしてしまってよかったのだろうか?
「新幹線」にすることによって出来た、その負の部分も検証すべき時に来ているのではないだろうか。
秩父路のC58
秩父では、芝桜が見ごろだそうだ。
羊山公園の丘陵一面に植えられたカラフルな芝桜が、ちょうどソメイヨシノと入れ替わるように
一斉に咲き出し、なだらかな丘一面を覆う。
確かに見事だが、シーズンともなると公園周辺はクルマで大渋滞、西武やらトップで紹介した
秩父鉄道などを使う方々は少数派なのか・・・。
たしかにSLには乗りたいけど、SLで行くと「それだけ見て・・・」みたいになっちゃう感もあるし、
都心から近い割になかなかその「選択肢が難しい」のが秩父路の悩ましくもあり、腕の見せどころ
でもあり・・・。
春を行く「旧客」
ちょっと良いシーンが撮れたのでご紹介。
右上に写る、こんもりした小山は、毎年春になると美しい花が咲き乱れることで、
知る人ぞ知る東北本線・春の名物。
ただし、この山を絡めようとするが、なかなか上手くまとまらない。
何かと障害物があったり、立ち位置が微妙に無かったり・・・。
ところが、旧客の去り際を撮ろうとシャッターを切ったら、あの小山がバッチリ!
列車が大きく右にカーブしている事で、なんだかそこそこまとまった。
こんなまとまりも、旧客だからこそ・・・。
これで、反射板ではなく、テールランプが点いていれば・・・というのは、贅沢か・・・。
春の目玉イベント ED75+旧客
過去には、583系や485系で行われていた「一目千本桜」に絡む春の「お花見列車」、
今年はなんと、ED75+旧客での運転である。
指定券を取るのが困難なのが、少々難点ではあるが、久々に見るナナゴ+旧客の姿は、
外から見るだけでも一見の価値あり!であろう。
ちょうど、この列車の運転に合わせるかのごとく、ご覧のように船岡の桜も満開、
いつみても見事なものだ。
ED75+旧客の運転は、4月16日・17日の両日もあるようだが、気がかりなのはこの桜が
持つのかどうか・・・。
まあ、「桜」が無くても「ヘッドマーク無し」ってだけで、十分素晴らしい!
2016年度のカシオペア
「カシオペア」が、6月から「カシオペアクルーズ」と、「カシオペア紀行」の2本立てでの運転
となるそうだ。
運行経路等は、公式ページをご覧いただくとして、マニア目線で見ると気になるのはその牽引機。
既にEF510は田端運転所の配置0。
このまま行けば、直流機→黒磯→交流機・・・などというマニア驚喜のような運用は考えられないから、
再びEF81の登板となる可能性が大であろう。
青函区間は、EH800・・・と以前よりの報道があるし、道内はDF・・・とのウワサも。
日本海側回りのクルーズは別として、紀行の牽引機はやはりEF81に注目が集まるのか・・・。
「終わった」と思われた寝台特急。
別の形での楽しみが増えそうな今日この頃である。