走れフェアレデイ― 4 [SR311-5000]
車検を取ったフェアレデイ2000、走る・曲がる・止まるが出来るので、
とりあえず試運転。
こんなシールも貼ってみたりして、まずはステッカーチューンを!
ダッシュボードに穴が貫通しているだけだったサービスブレーキも、
入手していたランプを修理。
点灯試験もバッチリ!
・・・と、ここで「あれ、43のサービスブレーキランプ?」と気づいた方は
かなりのマニア。
このクルマ、ダッシュボードは43のモノが付いていました。
45との違いは、私の知るかぎり、このサービスブレーキランプの形状違い
43のダッシュ穴は小径で、45のダッシュ穴は大径のラジオペンチで廻すタイプ。
なんて、細かい事をやってる場合ではありません!!!
譲ってもらったクルマ屋さんからは、動けるようにして車検取っただけだから、
整備をしっかりするように!と強く言われておりましたっ。
・・・と、いう事で、原点に返って基本チェックです。
トルクレンチで絞めこんでみると、4本中2本が終わりがありません・・・。
これは・・・
つまり、2本はちゃんと「インチネジ」ですが、2本は「ミリネジ」ですよ。
やはり、各部をバラシて整備しないと、とても乗れません!
長期ドック入り決定ですな。
走れフェアレデイ― 3 [SR311-5000]
ナンバー付いて、車検取れました!
・・・文章で書くと簡単ですが、実は譲ってくれた「クルマ屋さん」が
頑張ってくれました。
「クルマ屋さん」からは、「おたくの方が詳しいだろうから、とりあえず車検取る
ところまではやるんで、あとは自分でやって」と言われ、そこから1ヶ月弱、
ほんとに車庫証明の有効期限までに車検を取ってくれました!!
43SRで引き取りに向かって、帰りは45SR(初年度登録44年)での帰宅であります!
その道すがら、某コンビニでパチャリが冒頭の写真ですが、皆さんの心配はよそに、
公道復帰10云年ぶりの車両で、なんとかトラブルなく自宅まで自走出来ました。
格闘の甲斐あって、格段にコギレイ?な感じになってきております。
パッと見は、動きそうなエンジンの雰囲気は出てきました!
しかし、やってもらったところは、ウオータポンプとリアのブレーキシリンダー交換
やバッテリーの交換などど、なんとか息を吹き返した…といった表現が正しいのか・・・。
とりあえず、この「黒いワイパーブレード」だけは、替えておこうかな。
ちょうど?オリジナルのブレード、仕上げたヤツがあるしい~♪
・・・と、この時、
「今、オークションを見てはいけない!なんでもポチってしまうぞっ」
という「薄いお財布」からの強い啓示があった事もここに記しておきましょう。
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走れフェアレデイ― 2 [SR311-5000]
※写真は43SR 車体番号は1000番台
この写真が雨ざらしになりかかっていた1968年初年度登録のフェアレデイです。
さすがは「レストア済み」との冠が付くだけあって、「綺麗なクルマ」なので、
身内のウケはイイわけですよ。
内装も綺麗だし、エンジンルームも綺麗なわけですよ。
ね、クーリングファンも新品?みたいだし、電磁ポンプで1発始動!
車高も低いっ!!!
私の作戦では、同じSR311でボデイーカラーが白ならば、たとえ乗り換えたとしても、
そう簡単にはバレないだろうとの思惑で、とにかく件のヨンゴ―SRの車検が取れるのか?
ということが気になってしまって、とても他の事に頭が回りません。
・・・そんな中、車庫証明が手元に来ました!
猶予は1ヶ月、追い詰められました。
しかし、このクルマを動かすには、多少の「手入れ」が必要です。
なぜなら~
ラジエターキャップは汚いので外そうとしても、真空キャップの様に吸い付いています!
・・・ハンマーで叩くか・・・
ブレーキを強く踏んだら、後輪のアルフィンドラム付近から黒い液体をお漏らし!!
機械式の燃料ポンプからガソリンが上がってくれば、エンジンはなんとか始動。
ちょっとガソリンが上がりすぎて、吹いちゃってますが・・・。
こんなところに、ご親切にも「ベレット」みたいにヒーターコックが付いてる・・・
と気にしながらアイドリングをしていると・・・
緑色の体液がドバドバと吹き出し、ウオーターポンプがご臨終。
さらに、プーリーがズッコケましたっ!!!
と、いう事で、とりあえずラジエターを外して、エンジン半バラシとウオーターポンプ交換
のお決まりパターンに突入です。
はい、もう後戻り出来ません!
ああ、もちろん、43SRの車検証と印鑑証明は人手に渡りましたっ。
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走れフェアレデイ― 1 [SR311-5000]
※写真はヨンゴ―SR
営業での外回りの途中、ある中古車販売店で屋外に置かれている白いフェアレディ2000・SR311を見つけました。このクルマ、数年前にレストアされた・・・との事で、外装・内装共になかなかコギレイなクルマで、ちょうど店主が居たので「43年?」と聞くと、なんで分かるんですか~?との答えが返ってきました。
ぶっちゃけ、クーラーの無いクルマを再び?買うつもりは無かったので、ひやかし半分で見させてもらったのですが、ついうっかり質問に全部答えてしまい、気が付けば小一時間「油」を売ってしまいました。ほんとは、もっと他に売らなくてはならないモノがあったハズですが・・・。
そのクルマ、もうお客が付いているとの事で、値段は相場より安いな~とも思いつつ、名刺交換だけして、その場からトンズラしました。
ところが・・・
2週間後に、その店主から電話がかかって来て、
「先般話していたお客さんは、結局奥さんが反対して買わないことになった。
やばい・・・・、自分は良いけど、こんな貴重なクルマを雨ざらしにしておく
わけにはいかない・・・」
長くなりましたが、一言でいうと営業電話です。
私の責任で雨ざらしになるわけじゃないので、電話をガチャ切りしても良かったのですが、
とりあえず車庫証明だけは出しておきました。
~中略~
・・・との経過で、気が付けば1968年初年度登録のSR311の面倒をみる事になって
しまったのですが、このクルマ、ソレックスのくせに電磁ポンプのおかげで1発始動だし、
タコ足が入ってて排気音は大きい、まるでレーシングカーみたい。
さらに、ローダウンされてるので踏切越える時は、斜めに切り込みます。
昨今の流行りの仕様なんですが、ラーメン食べてから乗ると、段差では胃袋が攪拌されるのか
マフラーからの排気と共に、胃袋からの排気も気にしなくてはなりません。
やはり、どうせならオリジナル・・・、しかもなるべくレストアされていない未再生車を
仕上げて・・・と、以前の「クーラーの無いクルマ買わない」はどこえやら・・・、
季節は冬へと向かっていたこともあって方針変更!
未再生に近い車体を手に入れる決意を固めました。
身内からは、綺麗なクルマなのに、なんでボロに乗り換える必要があるのっ!
と、かなり言われましたが、ある日、某所で10年近く飾り物になっていた5000番台の車両を
見に行ってみたのです。
内装、ボロですねえ~
しかしですよ、ボンネットを開けて、エンジンを見ると・・・
はい、やっぱしボロ・・・
これは、結構大変かなぁ~
ところがです
キャブ側をよく観察してみると
SR311-5000番台にしか付いていない、燃料リターンが残っています!!
389台しか作られなかった「ヨンゴ―SR」、しかも、その隠された特徴であるリターンが
バッチリ残っているじゃないですか!!!
さて、そうなると一旦ここは引いて、今日のところは帰りましょう。
「譲ってくれ」とは一言も言いってませんが、
とりあえず、「車庫証明」を取っておかないと。
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